DIYで壁のリフォームにチャレンジしてみよう!
2016年12月28日
海外ドラマを見ていると壁紙クロスの張り替えや壁のペンキ塗りなど、自宅のリフォームを自分たちの手で行っている風景をよく目にすることがありますよね。
日本の場合、これらのリフォームは業者に全部お任せするのが通常でしたが、空き家があちこちに増えつつある今、これからの時代は海外の住宅事情に習い「古いお家を自分の手でリメイクして、住みやすい家に作り替える」という人たちがどんどん増えていくと予想されています。
業者に全部お任せすれば楽は楽ですが、その分やっぱり費用がかかるもの。ぜひこの機会に自分の手で自宅を作り替える楽しみを身に着けて、お得で楽しい「DIYリフォーム」にチャレンジしてみませんか?初心者でも始めやすい、簡単なDIYリフォーム「壁の塗り替え」の方法についてご紹介いたします。
壁のリフォームにチャレンジ!
自宅のリフォームで初心者でも簡単に始められ、かつ「ここが自分でできたら楽なのに……」と思うのが「壁」ではないでしょうか。壁紙クロスは劣化が早く、3年経過した頃には汚れや色の変化が目立ちやすくなるもの。ここを自分で塗装ができたらとても助かりますよね。DIYリフォームでも壁はチャレンジしやすい場所のため、ぜひ覚えておきましょう。
まずは養生と下準備の方法を覚えよう
壁の塗り替えを行う場合は、塗り替えしたくない場所を守るために養生を施しておく必要があります。養生に使うのはマスキングテープ、マスカーテープ、ビニールシート(新聞紙)、コーキング材、掃除道具、サンドペーパー、木工用接着剤など。塗り替える場所から家具を移動し、コンセントカバーなど外せるものは全部外してから養生を始めましょう。
塗り替える場所にあるホコリや汚れなどをきれいに取り除いて、から拭きした後は塗り替える場所と塗り替えたくない場所の際にマスキングテープを施していきます。また広い面塗りたくない場所がある場合はビニールシートがテープにそのままくっついている、マスカーテープをその上から施していくのがお勧めです。
またもっと広い面を養生したい場合にはさらにビニールシートを用いると便利です。また壁紙をそのまま残す場合には、壁紙がはがれかけている所に木工用接着剤をぬってきれいに貼り付けておくことも大切です。
ちなみにマスキングテープの代わりにとガムテープを使う方もいますが、ガムテープの場合貼った場所の塗装をはがしてしまうことがあるため、あまりお勧めできません。塗り替えしない場所には養生専用のテープを使うようにしましょう。さらに塗り替える場所とマスキングテープの境界線にコーキング材を盛っておくと、塗り替えの際の仕上がりが美しくなります。
クロスの上からペンキを塗っていく場合、クロスの凸凹が塗り際にあらわれやすくくっきりとしたラインが出にくくなることがあります。コーキング材を盛っておくと端にたまった塗料がクロス凸凹部分を覆ってくれるため、ラインがしっかりとあらわれて美しい仕上がりになります。
木材の部分を塗り替える場合には、あらかじめささくれや凸凹をなくしておくと仕上がりが美しくなるため、サンドペーパーで研磨しておきましょう。下準備次第で壁の仕上がりが大きく変わるため、事前の準備は入念に行いましょう。
壁紙にまずは試し塗りしてみよう
壁紙の上から塗料を塗っていく場合、気を付けたいのが壁紙の種類です。汚れがつきにくい防汚加工されたものや、水をはじく撥水加工されたものの場合、水性塗料を上から塗るとはじき返されうまく塗ることができない場合があります。また布性のクロスの場合、塗料を吸いすぎて塗料が大量に必要になる他、色の仕上がりがイメージと異なる場合があるため注意が必要です。
壁紙の上から塗っていく水性塗料で壁を塗り替える場合、乾く前なら簡単に落とすことができるため、まずは塗り替える壁の目立たない場所に塗料を塗ってみて、きちんと塗料がつくかどうか、仕上がりが自分の思っているイメージと近いかどうかを確かめてみるようにしましょう。
初心者でも始めやすい壁のDIYリフォーム「室内用塗料で壁の塗り替え」
壁に塗る室内用塗料には、今貼ってある壁紙の上から刷毛やローラーを使って簡単に塗れるものがあります。コストも安く、塗料も手に入りやすく、塗って乾燥させるだけなので初心者でも手軽に始められる壁のDIYリフォームです。
必要なのは刷毛とローラー、またペンキを入れるためのコップとバケットです。広い面からローラーでペンキを塗っていき、ローラーが届かない場所は刷毛を使って仕上げていきます。一度すべてを塗ったら乾燥させ、ムラをなくすために二度塗りをしていきます。
ペンキが半分乾いてきたら、養生をはがしていこう
塗ったペンキが半分ほど乾いてきたら、養生した部分のテープやシートをはがしていきます。この時に気を付けたいのがシートやテープについたペンキやホコリなどが舞って壁にくっついてしまわないこと。慎重に、そっと静かに養生した部分のテープやシートをはがしていきましょう。また気を付けたいのが乾ききってから養生部分をはがすと、テープとペンキとが乾いて一体化してしまう場合があることです。なるべくペンキが乾ききる前のはがしやすい状態の内にテープははがしておくようにしましょう。
自宅の壁が簡単に塗り替えできたら、模様替えもより楽しくなるはず。初心者でもしっかり下準備を行えば簡単にできるものも多いため、ぜひ気になる方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?