部屋干し対策
2020年5月31日
雨天時や花粉が飛散している日、または防犯上の考えから、洗濯物を部屋干しにしている方は多いのではないでしょうか? しかし、部屋干しは生乾きのニオイや、洗濯物を干すスペースの確保が悩みどころです。
今回は洗濯物の部屋干し対策として、イヤな生乾きの原因や部屋干しのコツ、部屋干しを便利にするリフォームをご紹介します
イヤな生乾きのニオイの原因はカビと雑菌の繁殖
洗濯物の生乾きのニオイは、カビと雑菌の繁殖が原因で、その発生源は「洗濯槽」と「洗濯物」にあります。洗濯槽の裏側は湿気がこもりやすく、汗ヨゴレや油汚れを好むカビが繁殖するのに最適な環境です。買ったばかりの洗濯機でも、洗濯物を続けていれば次第に洗濯槽にヨゴレと湿気が溜まり、カビが発生します。
洗濯槽のカビを除去するのにもっとも手っ取り早い方法は、市販の洗濯槽の防カビ剤です。薬剤を入れて洗濯機を回せば、ボロボロと洗濯槽のカビが取れますよ。本格的に洗濯槽のカビを除去するなら、プロに洗濯槽のクリーニングを依頼するのもひとつの手です。
洗濯物に雑菌が繁殖するのを防ぐ
一見キレイに見える洗濯物も、実は雑菌が繁殖する原因となっていることがあります。空気中には目に見えない微小な雑菌が浮遊しており、洗濯物の水分や落としきれなかったヨゴレを媒介として繁殖するからです。
洗濯物に雑菌が繁殖するのを防ぐには、室内の風通しを工夫しましょう。洗濯物の間隔を空け、換気扇を回して風の流れを作ることにより、衣類の水分が蒸発しやすくなり、雑菌が繁殖しにくい部屋干しができます。とくに浴室は換気扇が常備されていて、洗濯物が乾きやすい環境なので、部屋干しに最適な場所です。
ただし、浴室の換気扇が回っていないときは、湿気がこもっている可能性があるため、部屋干しをする前に、1時間ほど換気扇を回してから干すと良いでしょう。
部屋干し対策のリフォーム 「室内干しユニット」の設置
費用の目安:3万~15万円
室内干しユニットは、「ユニット」という名前が示すとおり、上げ下げして高さの調節ができたり、天井に格納できたりして、機能的に部屋干しができる製品です。室内干しユニットには、窓際or天井に設置するタイプ、手動or電動で竿を上げ下げするタイプがあり、お部屋の間取りや用途に合わせて選べます。リフォーム費用は、ユニットのタイプや設置する本数で異なりますが、手動式のもので平均3~5万円、電動式のもので平均10~15万円です。
部屋干し対策のリフォーム 「浴室乾燥暖房機」の設置
浴室乾燥機はご自宅のお風呂に後付けが可能で、乾燥のほか、暖房、冷風などさまざまな機能が付いています。洗濯物を干すときに便利なだけでなく、冬は寒い浴室を温め、夏は涼しくすることができるため、入浴も快適になります。浴室暖房乾燥機には「電気式」と「ガス温水式」の2つのタイプがあり、両者の違いを簡単にまとめると以下のとおりです。
タイプ | 本体価格+工事費 | 特徴 |
電気式 | 約9万~11万円 | 屋外に熱源機が必要なく、室内機のみの設置。工事が比較的簡単なので約2時間で設置が可能。体感温度が高い。 |
ガス温水式 | 約15万~20万円 | 屋外に専用の熱源機が必要。風量が多いので暖房・乾燥機能ともに優れる。 |
ランニングコストを重視するなら電気式、パワーを重視するならガス温水式と覚えておくと良いでしょう。
まとめ
部屋干しを賢く行えば、外干しよりもメリットの多い干し方です。生乾きのニオイや部屋の湿気でお悩みの方は、今回ご紹介した部屋干し対策をご参考になさってくださいね。
岐阜県瑞浪市・恵那市・中津川市エリアで部屋干しを快適にするリフォームをご検討の方は、ぜひアイギハウジングへご相談ください。お客様のご希望やご予算、ライフスタイルに合わせたリフォームをご提案させていただきます。