リフォームコラム
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家を守っている屋根を気にかけていますか

2021年2月15日

屋根は、外壁と並んで家を雨や風、紫外線から守る建材の1つです。そんな屋根の寿命やメンテナンスの時期を把握していますか?屋根材には寿命、すなわち耐用年数があり、雨漏りやシロアリの被害から家を守るためには、定期的なメンテナンスが必要です。

 

今回は日本の住宅の屋根に使われている5種類の屋根材について、耐用年数やメンテナンスの方法について解説します。

 

 

5種類の屋根材と耐用年数

 

日本の住宅の屋根に使われている主な屋根材は以下の5種類です。

・化粧スレート
・陶器瓦
・セメント瓦
・トタン
・ガルバリウム鋼板

 

 

それぞれの屋根材の耐用年数やメンテナンスの方法について解説します。

 

化粧スレート

 

耐用年数:20年~25年
メンテナンス周期:10年に1回

 

化粧スレートは日本の住宅でのもっとも普及率の高い屋根材です。日本瓦よりも軽いため耐震性が高く、安価で施工できるというメリットがあります。

 

化粧スレートの耐用年数は20年~25年ですが、防水性能を高めている表面の塗料が劣化する10年に1度を目安に塗装によるメンテナンスが必要です。また、耐用年数の20年超を過ぎたら、屋根をまるごと新しい屋根材へ交換する葺き替え工事を行います。

 

塗装工事は一般的な戸建住宅(約30坪)で40万円~80万円、屋根を丸ごと交換する葺き替え工事は60万円~200万円が目安です。

 

日本瓦(陶器瓦)

 

耐用年数:50年以上
メンテナンスフリー

 

日本瓦は陶器製で、従来の日本住宅の屋根を守ってきた屋根材です。耐用年数が100年以上で耐久性が非常に高く、メンテナンスの必要がない「メンテナンスフリー」の屋根材とも言われています。

 

ただし、屋根材の直下のルーフィング(防水シート)が20年を目安に劣化するため、一度瓦を取り外してリーフィングを交換する「葺き直し」というメンテナンスが必要です。また、瓦の耐用年数が経過したり、台風等で破損したりした場合は、撤去して新しい屋根材に交換する「葺き替え」によるリフォームを行います。

 

セメント瓦

 

耐用年数:30年~40年
メンテナンス周期:10年~15年

 

日本瓦が陶器製であるのに対し、こちらはセメントを材料にして作る瓦です。原料がセメントなので比較的安く施工できますが、耐用年数は30年~40年と日本瓦よりも短く、10年に1度を目安に塗装によるメンテナンスを行います。

 

トタン

 

耐用年数:10年~20年
メンテナンス周期:10年~15年

 

トタンは鋼板を亜鉛メッキ加工して防水塗装を施した屋根材で、施工のしやすさや単価の安さなどがメリットとして挙げられます。古い住宅でトタン屋根を見かけることはありますが、現在はあまり屋根材としては利用されていません。ただし、耐久性が低く、錆びやすいため、こまめなメンテナンスが必要です。

 

ガルバリウム鋼板

 

耐用年数:20年~30年
メンテナンス周期:20年~30年

 

ガルバリウム鋼板(こうはん)は、アルミニウム・亜鉛・シリコンなどから作成された屋根材です。金属であるにもかかわらず、アルミや樹脂などの塗装が施されているため、錆びにくく耐久性も高いというメリットがあります。

 

同じ金属製の屋根材であるトタンは耐用年数が非常に短く、10年~20年で葺き替えが必要ですが、ガルバリウム鋼板は耐用年数20年~30年と長持ちします。また、軽量なので耐震性にも優れ、耐熱性や遮熱効果もあります。

 

ガルバリウム鋼板も耐久性が高いことからメンテナンスフリーと言われますが、継ぎ目部分のコーキングは10年に1回の補修・打ち替えが必要です。

 

まとめ

 

屋根材はメンテナンスフリーと言われるほど耐久性が高いものもありますが、下地材のルーフィングや継ぎ目のコーキングが劣化するため、10年に1回程度のメンテナンスが必要です。

 

家を守る屋根を長持ちさせるために、メンテナンスやリフォームを検討されている方は、なるべく複数の業者に見積もりを依頼して、料金やプランを比較検討するようにしましょう。

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