リフォームコラム
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地震に備えたい!診断と補強

2023年1月31日

家が地震に耐えられるかどうか不安な方は、木造住宅を所有しているか、あるいは中古住宅を購入されるケースが多いのではないでしょうか?耐震性の低い建物に住んでいると、地震が起きたときに倒壊のおそれがあります。

 

今回は耐震診断や耐震補強工事について解説します。

 

 

住宅の耐震診断とは?

 

耐震診断とは、専門の知識を持った有資格者が建物の耐震性を調査・確認することです。木造住宅の場合は2000年に改正された建築基準法に基づき、想定される大規模地震に対する安全性や耐震性、受ける被害の程度を判断します。

 

この新耐震基準を満たしていない建物については、耐震診断を積極的に行い、耐震補強工事や改修が勧められています。

 

耐震診断の診断項目と相談窓口

 

実際の耐震診断は住宅の図面をもとに、以下の項目を診断します。

・ひび割れ
・雨漏りによるシミ
・建物の傾き
・ドアの開け閉めの不具合
・壁やベランダの状況
・コンクリートの厚さ

以上のような項目について、目視診断あるいは機材を用いた詳細診断を行います。

 

診断の結果、耐震補強工事が必要と判断されれば、設計~工事へと進みます。住宅の耐震診断は、工務店やハウスメーカー、リフォーム会社などが相談窓口です。目視による診断は1軒あたり5~6万円、機材を使用する詳細診断は10万円が費用の相場です。

 

また条件付きですが、お住まいの自治体が無料で斡旋している場合もあります。業者を探す場合、公認ホームインスペクター(住宅診断士)の資格を持った専門家が在籍する業者がおすすめです。ホームインスペクターは住宅の劣化状況や欠陥の有無を診断し、メンテナンスやリフォーム等のアドバイスを行います。

 

耐震診断および補強が推奨される建物とは?

 

ここでは、耐震診断および補強工事が推奨される建物の特徴をご紹介します。

 

・1981年以前に建てられた家

建築基準法は1981年に改正され、耐震基準を大幅に見直した新耐震基準となりました。そのため、1981年以前の旧耐震基準で建てられた家は、新耐震基準を満たしておらず、耐震性能も低い可能性があります。

 

・地盤が弱い土地の建物

地盤が軟弱な土地の建物は、地震のときに揺れが大きくなります。そのため、地盤が強固な土地の建物よりも耐震性を高める必要があります。

 

・吹き抜けの家

建物の床は、横方向の力を支えるという役割を果たしています。

吹き抜けの家はその床面積が不足するため、横方向の揺れの力に弱いというデメリットがあります。

 

耐震補強工事の事例

 

耐震補強工事は専門業者と相談した上で、建物全体に施す場合と、部分的に施す場合とがあります。以下に具体的な耐震補強工事の事例をご紹介します。

 

事例①筋交いを設置

【費用の相場:5万円~20万円/箇所】

柱と柱の間に「筋交い」と呼ばれる補強材を設置する工事です。筋交いを入れた壁は水平方向の力に対する強度が増し、暴風や地震などの揺れに対する耐震性・耐風性を高めます。

 

事例②耐震パネルを設置

【費用相場:25万円~50万円】

壁に耐震パネルを取り付け、地震の揺れによる歪みや変形が起こりづらくする工事です。柱の角に「点」で集中して伝わる地震の揺れの力を「面」で受け、分散させることができます。既存の壁材をいったん取り外し、内部に耐震パネルを取り付け、上から防水シートと壁材を張って工事完了です。

 

事例③屋根の軽量化

【費用相場:80万円~100万円】

古い中古住宅に多い瓦屋根を、ガルバリウム鋼板やスレートなど軽量で耐震性の高い屋根材に交換するリフォームです。屋根を軽量化することで、建物の柱や基礎にかかる負担が抑えられます。また地震の際の揺れが小さくなるため、家の倒壊リスクが減少します。

 

まとめ

 

建物の耐震診断と補強工事について解説しました。

 

ご自宅の耐震性に不安がある方は、専門業者に耐震診断を依頼し、耐震補強工事を実施しましょう。

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