リフォームコラム
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リフォームで地震対策しませんか?

2021年3月15日

「家の地震対策は新築のときにやっておかないと手遅れ」と思っていませんか?家の地震対策はリフォームでもできます!ただし、リフォームする前に3つの地震対策の工法である「耐震」「制震」「免震」の違いと、それぞれのメリット・デメリットを知っておく必要があります。

 

今回は地震対策リフォームの工事の種類、メリット・デメリットについて解説します。

 

 

「耐震」「制震」「免震」の違い

 

地震対策リフォームの具体的な工事や費用を知る前に、まずは、「耐震」「制震」「免震」の違いを把握しておきましょう。

「耐震」とは、地震の揺れに耐える建物にする地震対策のことです。建物の壁に筋交いを入れるなどして建物そのものの強度を向上させ、倒壊や損傷を防ぎます。日本の住宅では最も多く採用されている工法です。

 

「制震」とは、地震の揺れを吸収して振動を抑え、建物にかかる負荷を低減する地震対策のことです。建物内部にダンパーと呼ばれる制震材を組み込み、地震の揺れを吸収します。

 

「免震」とは、建物と地面の間に免震装置を設置して、地震の揺れを建物に伝えにくくする地震対策です。

 

住宅の耐震リフォーム

 

耐震リフォームの費用相場:20万円~120万円

 

メリット ・地震対策リフォームの中ではもっともコストが安い
・日本で最も施工事例の多い工法である
デメリット ・地震の揺れが建物にダイレクトに伝わる
・室内の家具などの破損は免れない

 

耐震リフォームは日本でもっともポピュラーな地震対策の工法です。壁に筋交いや接続用金具を取り付けて補強する基本的な工事であれば、20万円~25万円程度の費用で施工できます。

ただし、壁の補強以外に家の土台や外壁を補強したり、屋根を軽量化したりして家全体の耐震性能を高める場合は、工事費用が100万円を超える場合もあります。

 

なお、現在の日本の建築基準法では、耐震基準に従って家を建てることが義務付けられており、2000年以降に建てられた新築は、最低限の耐震性能として耐震等級1を有しています。

 

住宅の制震リフォーム

 

制震リフォームの費用相場:70万円~150万円

 

メリット ・ 建物の倒壊をほとんど防げる
・耐震工法よりも建物内部の損傷を防げる
デメリット ・制振装置を取り付ける関係上、狭小住宅には不向き
・耐震工法よりも費用が高め

 

制震リフォームは、建物にダンパーや制震壁といった揺れを吸収する制振装置によって地震の揺れを抑え、建物内部にかかる損傷を防ぐ工法です。制振装置の取り付けは、内壁を解体してから行う方法と、外壁を解体して行う方法があります。前者は家具の移動や養生などが必要となりますが、比較的短期間かつ低コストで作業を行うことができます。

 

また、施工費用は耐震リフォームよりも高めですが、地震後のメンテナンスがほとんど不要なため、ランニングコストは耐震や免震よりも低く抑えられます。

 

住宅の免震リフォーム

 

免震リフォームの費用相場:250万円~350万円

 

メリット ・ 地震でも建物がほとんど揺れない
・家具の転倒など二次被害を防ぐ
デメリット ・そもそもの地盤が弱い場所では導入できない
・地震対策リフォームの中でもっとも費用が高い

 

免震リフォームは、建物と地面の間に免震装置を取り付けることにより、揺れのエネルギーそのものを建物に伝えにくくする工法です。いわば「地震でも揺れない家」にするため、地震の揺れによる建物内部の損傷や家具の転倒を防ぐことができます。

 

3つの地震対策リフォームの中ではもっとも優れた工法ですが、工事費用は3つの中でもっとも高く、免震装置は定期的なメンテナンスが必要です。また、地盤が弱い場所に建つ住宅には導入できません。

 

まとめ

 

地震対策リフォームの3つの工法は、それぞれメリット・デメリットがありますが、2つ以上の工法を組み合わせることにより、さらに地震に強い家にすることができます。

地震対策リフォームを検討するときは、施工実績が豊富で信頼できる施工業者をしっかりとリサーチしましょう。

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