メンテのかからない外壁リフォームを教えて
2019年8月10日
家のなかでもっとも雨風にさらされている外壁は、マイホームを購入してから10年~15年でリフォームが必要です。外壁のリフォームは1回あたり100万円を超えることもあり、できればメンテナンスが不要な外壁にしたいとお考えの方も多いのではないでしょうか?
今回はメンテナンスのかからない外壁のリフォームについてお伝えします。
いま注目の「メンテナンスフリー外壁」とは?
メンテナンスのかからない外壁と聞いて、「メンテナンスフリー外壁」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?メンテナンスフリー外壁とは、全くメンテナンスが不要ということではなく、あくまでもメンテナンスの周期を延ばすことができる耐久性の高い外壁を指します。
したがって、メンテナンスフリーであっても定期的な点検や塗料の塗り替え、シーリング素材の交換は必要です。メンテナンスフリー外壁をうたう広告等を目にしても、その内容をしっかりと確認しましょう。
外壁材と塗料の組み合わせが重要
メンテナンスのかからない外壁リフォームで重要なのは、外壁材と塗料の組み合わせです。つまり、「耐用年数が高い外壁材」と「長持ちする塗料」のベストな組み合わせなら、メンテナンスの手間と費用を大幅に抑えることができます。では、メンテナンスのかからない外壁材、塗料とは何でしょうか?
メンテのかからない外壁材
代表的な外壁材はサイディング、モルタル、タイル、コンクリートの4種です。
①サイディング
サイディングはボード状の外壁材で耐久性が高く、近年の注文住宅の主流となっています。サイディングには大きく分けて次の4種類があります。
1㎡あたりの費用の相場 | メンテナンスの目安 | |
窯業系サイディング | 3,000円~ | 約7年~8年 |
金属系サイディング | 4,000円~ | 約10年~15年 |
木質系サイディング | 6,000円~ | 約10年 |
樹脂系サイディング | 9,000円~ | 約10年~20年 |
窯業系は現在の外壁材のシェアナンバーワンをホコリます。最も耐久性に優れるのは樹脂系ですが、費用は高めです。コストを抑えて耐久力も高い素材となると、金属系に軍配が上がります。
②モルタル
1990年代まで外壁材の主流だったのがモルタルです。ここ20年くらいでサイディングにシェアナンバーワンを譲りましたが、デザイン性に優れることから今なお人気があります。
モルタル外壁のリフォーム費用の相場は100万円~150万円です。耐久年数は30年~40年ですがひび割れしやすいため、10年に1度の頻度でメンテナンスをおすすめします。
③タイル
タイルは非常に頑丈な素材で、基本的にメンテナンスは不要とされています。ただし、タイルの継ぎ目であるシーリング部分や、接着部分は経年劣化するため、10年に1度のメンテナンスをおすすめします。リフォームの費用相場は1㎡あたり2,500~10,000円と高めです。
④コンクリート
コンクリートは優れた耐久性を持っているため、耐用年数は50年~100年と長めです。15~20年周期でのメンテナンスをおすすめします。
メンテのかからない塗料
外壁を長持ちさせるためには、塗料選びも重要です。現在の外壁の塗料で主流となっているのは次の4種類です。
1㎡あたりの費用の相場 | 耐用年数 | |
シリコン系塗料 | 2,500円~ | 8年~15年 |
光触媒塗料 | 4,000円~ | 10年~20年 |
フッ素系塗料 | 3,500円~ | 15年~20年 |
遮熱系塗料 | 5,000円~ | 15年~20年 |
費用と耐用年数で比較すると、シリコン系とフッ素系のコストパフォーマンスが高いですが、最も重要なのは外壁材と塗料の相性です。外壁塗装のリフォームを依頼する際は、外壁材と塗料の相性に詳しい業者を選びましょう。
まとめ
現在のところ、メンテナンスがまったく必要のない外壁材や塗料はありませんが、耐久性に優れた外壁材と塗料を選ぶことで、メンテナンスの周期を延ばし、手間と費用を軽減する方法はあります。
岐阜県瑞浪市・恵那市・中津川市周辺エリアでリフォームを検討されている方は、ぜひアイギハウジングにご相談ください。