サッシのリフォームは冬だけじゃない
2022年7月15日
窓の断熱性は、夏や冬でも快適な室内環境づくりには欠かせない要素です。本格的な冬を迎えるにあたり、アルミサッシから樹脂サッシに交換するリフォームを希望される方が増えています。冬場の結露防止や使い勝手の改善は、サッシのリフォームを検討しましょう。
今回はサッシのリフォームの重要性や、具体的な工事の方法について解説します。
日本の住宅のサッシは断熱性が低い
窓サッシは室内の熱がもっとも逃げやすい場所です。しかしながら、日本の窓は断熱性能の低いアルミサッシが多く流通しています。
サッシの断熱性が低いと、冬場に屋内の暖かい空気が逃げやすく、屋外の冷気が侵入しやすくなります。さらに、冬場はサッシまわりに結露が発生しやすく、放置するとカビやダニが発生して健康被害を及ぼしかねません。
窓の断熱性を高めて快適な空間を実現するなら、アルミサッシから樹脂サッシへの交換をおすすめします。樹脂サッシは断熱性が高いため、屋内の暖かい空気を逃さず、なおかつ屋外の冷気の侵入を防ぎます。本格的に暑い夏や寒い冬が到来する前、春または秋の心地よいシーズンに、サッシのリフォームを済ませてしまいましょう。
サッシをリフォームするメリット
サッシをリフォームすることで得られるメリットは、以下のとおりです。
・窓の使い勝手が良くなる
・すきま風を防げる
・断熱性能が高まる
窓がガタついたり、鍵がかかりにくくなったりしたときがサッシの替えどきです。新しいサッシに交換することでスムーズな開閉が可能になり、窓の使い勝手が改善されるでしょう。
また経年劣化によってサッシが歪むと、隙間が生じて雨風が室内に吹き込んでくる可能性があります。サッシを交換することで歪みが改善され、すきま風を防ぐことが可能です。
さらに、断熱性能の高い樹脂サッシに交換すれば、夏涼しく冬暖かい室内環境になります。熱の出入りが少なくなることで冷暖房効率がアップ、光熱費の節約にもつながります。
サッシのリフォームは「カバー工法」がおすすめ
カバー工法とは、既存のサッシを残したまま、その上から新たなサッシを取り付ける工法です。既存のサッシを撤去する必要がないため、窓枠の壁を壊すことなくリフォームできます。カバー工法によるサッシの交換リフォームは、工事完了まで1~2日、1ヶ所あたり4万円~5万円が費用の相場です。
一方、窓の大きさや高さを変更する場合は、既存の壁を取り壊す必要があります。壁を壊す場合は工事完了まで2日以上、費用は25万円~50万円が相場です。
さらに窓の断熱性を高めるリフォーム
窓の断熱性を高めるなら、サッシの交換とセットで二重窓や複層ガラスの導入も検討しましょう。二重窓は既存の窓の内側に、内窓(インナーサッシ)を増設する工事です。
一方の複層ガラスは、2枚以上のガラス板に空気やガスを閉じ込めたガラスです。内窓・複層ガラスともに、窓の断熱性・防音性・防犯効果を高めます。またいずれも壁を壊す必要がなく、比較的簡単な工事で済むため、半日~1日で工事が完了します。
リフォーム費用の相場は、内窓が8万円~15万円、複層ガラスが5万円前後です。
まとめ
サッシをはじめとする窓周りのリフォームについて解説しました。窓の断熱性や使い勝手に不安があるときは、本格的な冬が到来する前にリフォームを検討しましょう。サッシの交換は、窓まわりのリフォームの実績が豊富な地域密着型の業者がおすすめです。
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