なかなかうまく使いこなせない食洗機うまく食器を入れるコツ
2021年5月15日
食洗機に食器が上手く入らず、洗い残しができてしまうとお悩みではありませんか?洗い物の時間を減らすだけでなく、節水や省エネにも期待できる食洗機ですが、一方で「使ってみたけど上手く洗えていなかった」「いちいち予洗いをする手間が面倒」といった声をよくきます。
食洗機は上手に使いこなすためのコツがあり、基本を守ることで見違えるように便利なアイテムになります。今回は食洗機を上手に使いこなすための「3つのポイント」について解説します。
最重要ポイントは「食器の並べ方」|ポイント①
食洗機3つのポイントのうち、最も重要なポイントが食器の並べ方です。多くの食洗機は、カゴの下にあるノズルから高温高圧の洗浄水が噴射され、食器の汚れを落とす仕組みとなっています。したがって、洗浄水が全ての食器にまんべんなくあたるように、食器同士が重ならないように、また汚れた面がよく洗えるような向きに配置することが大切です。
製品によって正しい並べ方は異なりますので、取扱説明書に記載の並べ方を確認しましょう。最初は洗いたい食器が上手く配置できなかったり、一度並べたものを取り出してまた入れ直したりといった手間がかかることもありますが、慣れれば食器の種類ごとに最適な配置がわかるようになります。
汚れに合った食洗機洗剤を使用する|ポイント②
食洗機が手洗いと異なる点は、高温のお湯と食洗機用洗剤を使用することです。食洗機は酵素がもっとも活発に働く60度前後のお湯を使用するため、手洗いでは落ちにくい汚れをキレイに落とします。さらに、食洗機用洗剤の弱アルカリ性タイプ・中性タイプ・弱酸性タイプの3種類があり、それぞれのタイプが得意とする汚れを知ることが大切です。
弱アルカリ性タイプは油汚れを得意としていますが、アルミ製や繊細な食器に使うと変色の原因となります。中性タイプは通常の台所用洗剤と同じタイプで、食器の汚れが軽いときやしっかり予洗いをしてから食洗機を使うときにおすすめです。弱酸性タイプは洗浄力でやや劣りますが、グラスなど汚れが少ないものや、繊細な食器を洗うのに向いています。
食洗機用洗剤は取扱説明書をよく読み、使用量の目安に合った適量を投入しましょう。
状況に応じて運転コースを使い分ける|ポイント③
一般的な食洗機には、複数の運転コースから選択できるようになっています。
製品によってコースの名称は異なる場合がありますが、おもな運転コース使い分け方は以下のとおりです。
標準コース・・・予洗いをせず、食後すぐに運転するとき(油汚れが多いときは予洗いが必要)
強力コース・・・油汚れが多いときや、食後から数時間経って運転するとき
低温コース・・・耐熱温度60度~90度未満のプラスチック製の食器を洗うとき
節電コース・・・油汚れが少なく、電気代を節約したいとき
お急ぎコース・・・軽い汚れのときや、予洗いをしたとき
状況に応じて最適なコースを選べば、洗い残しや食器を傷つけるなどの悩みから開放されるでしょう。
まとめ
食洗機を上手に使いこなすために守るべき3つのポイントをご紹介しました。
3つのポイントを実践すれば、手洗いの手間を省き、余った時間を有意義に過ごすことができるでしょう。また、正しい使い方で電気代や水道代が節約できるほか、食洗機じたいも長持ちします。
「食洗機はあるけど使いこなせていない!」という方は、今回ご紹介した3つのポイントをぜひ実践してみてください。