「60代からの夫婦だけの暮らし」大人リフォーム
2022年10月15日
60代は老後に向けて、住み替えやリフォームを検討するタイミングです。現在の住まいをリフォームして、夫婦だけの理想の暮らしを手に入れるなら、事前に確認しておきたいポイントがあります。
今回は60代夫婦向けのリフォーム事例や、失敗しないためのポイントを解説します。
60代はリフォームに適した年代
50代から60代にかけては、仕事のリタイヤ・セミリタイヤ、あるいは子供の独立などでライフスタイルが変化するタイミングです。また新築で購入した家も、経年劣化により不具合が生じ、リフォームが必要になります。
ライフスタイルの変化とリフォームの必要性、この2つが重なるからこそ、50~60代はリフォームに適した年代と言えるのです。
また、リフォームはプランニングから工事完了まで、多くの時間と手間がかかります。年齢を重ねるほどリフォームの負担も大きくなるため、なるべく体が動くうちに済ませてしまいたいものです。二世帯住宅や終の棲家など、夫婦二人が理想とする暮らしに合ったリフォームを検討してみましょう。
60代夫婦向けのリフォーム事例
ここでは、60代の夫婦向けのリフォーム事例をご紹介します。子世帯と干渉しすぎない二世帯住宅や、子供の独立をきっかけとした夫婦二人だけのリフォームなど、ぜひご参考になさってください。
事例①「部分共有型」二世帯住宅
リビングやキッチンなど住宅の一部分だけを共有し、それ以外のスペースを各世帯で分離するタイプの二世帯住宅です。プライバシーの確保と親子のコミュニケーション、それぞれのバランスが取れた半同居生活に適しています。リフォームの費用面では、親世帯・子世帯が完全に分離した「完全独立型」よりもコストを抑えられます。
事例②「完全独立型」二世帯住宅
玄関をはじめ、すべての居住空間を親世帯・子世帯で完全に分離するタイプの二世帯住宅です。一軒家の上下階で分けたり、左右で縦割りしたりして分離する方法があります。各世帯のプライバシーが確保され、ライフスタイルや価値観の違いにも柔軟に対応できます。ただし、二世帯住宅にリフォームする際の費用は、一部共有型に比べて高額です。
事例③バリアフリーリフォーム
家の各所に手すりを設置する、段差を緩やかにするなど、バリアフリーに対応したリフォームです。60代はまだまだ若いつもりでも、ちょっとの段差でつまずいたり、足を滑らせたりするリスクがあります。早めに浴室や階段のバリアフリー化を済ませておけば、もしものときにも安心です。
60代以降にリフォームをするポイント
60代以降になると、老後のことも見据えたリフォームが重要です。ここでは、60代以降にリフォームをするときのポイントを解説します。
ポイント①高断熱・高気密がおすすめ
新築から20~30年が経過した住宅や、築50年以上の古い住宅は断熱対策が不十分です。年齢を重ねれば重ねるほど、暑さ寒さが身体に与える影響は大きくなるため、高断熱・高気密リフォームでリスクを回避しましょう。
ポイント②夫婦のこだわりを反映させた住まいづくり
子育て世帯が家を建てる場合、どうしても子供を優先した住まいづくりになりがちです。一方、60代以降にもなれば、子育てを優先する必要もありません。憧れのインテリアや素材を取り入れ、こだわりを反映させた住まいづくりを検討しましょう。
まとめ
60代夫婦におすすめのリフォーム事例や、理想とする住まいづくりのポイントを解説しました。冒頭で触れたように、60代は夫婦二人のこだわりを反映したリフォームに適したタイミングです。
将来的なメンテナンスも含め、信頼できるリフォーム会社に相談しましょう。