2014年12月 上棟(建前)
2014年12月 上棟(建前)
こんにちは、せんかです。
今日は上棟(建前)をされるということで、お邪魔しました!
1日目に土台敷きと1階の柱、梁と桁を組むところまで…、
今日は2日目ですね。二階の柱立てを行っていきます。
建前の日は大工さんがぴょんぴょんと高い位置まで登って、
大きなトンカチで柱を打つコーンコーン!という音が響き、とても迫力のあるシーンが見られます。
家づくりの中でも、1~2日しか見られない貴重なシーンなので、是非見ていただきたいです!
伝統工法ここにあり!
“刻み”を行ったホゾの凸と凹を噛み合わせて、差し込んでいきます。
差し口から木と木強さを現わすように「ミシミシ」という音が聞こえ、
作業が容易ではないことがわかります。
幾重にも組まれた柱、梁、桁、筋交い。
これだけしっかりと支えられていると、安心感がありますね。
大きな柱を持ち上げる重機は家の外にあります。
迫力満点!
吉日に棟上をして建前は完成!次回は中の施工が見えるでしょうか!
2014年11月 基礎工事 水道工事
こんにちは、せんかです。
今回から、リフォーム真っ最中のお家をリアルタイムにお届けする、「リフォーム中の家レポート」が始まりました。
リフォームのビフォー・アフターはもちろん、リフォームで少しづつ変わっていくお家の様子もレポートさせていただきたいと思います!
今日は武並のリフォームのお家に来ています。ここはお家の半分を、構造だけ残して全部リフォームするお宅だということです。
今は基礎をやっているそうなので、レポートさせていただきに来ました!
水道屋さんでしょうか。声を掛けてみます。こんにちは、お邪魔します。今どんな工事をしているんですか?
今日は給水の接続ですね。
リフォーム中の家と母屋があるので、リフォーム中の家の方を主な水道管して、母屋を仮にします。
そうしないと冬に凍ってしまったりするので。
次はあっち、今度はこっち、と忙しそうにしています。あ、施主様がみえました。こんにちは!
こんにちは。レポートに来たの?よろしくね。
宜しくお願いします!この度はリフォームおめでとうございます。リフォームすることになった理由を教えていただけますか。
もう建ててから何年も経つからねぇ。ネズミも入ってきていたし、耐震も心配だったので、耐震補強をしっかりやってもらおうかと。もちろんネズミも入ってこないように。(笑)
それから水まわり、キッチン、トイレ、お風呂なんかも新しくして頂きますよ。
お風呂も暖かくなって、トイレも綺麗になって、キッチンも最新設備に!いいですねー!地震にも強くなって、ご家族も安全、安心!
他には、家を建てた時に主人が特ににこだわった所があるので、そこは残してもらいました。
例えば木ですね。この家は、昭和22年頃に建てたんですが、その頃からある梁、欄間、あと柱も。
それと玄関の横の書斎などはそのままにしてもらいました。
もう65年以上も経ったんですね。構造の木とか、立派じゃないですか?
そうですね。それに、こだわりを持って建てられたご主人様の想いをしっかりと受け継いできたご家族の温かさ、歴史を感じます。
この家は昭和22年の時に、100万円で建てた家なんです。
昭和22年というと、当時の紙幣の価値が全然違います。
■消しゴム 2銭
■ノート 7銭
■エンピツ 5銭
■中津川市まで電車で30銭
1円が100銭ですから、そんな時代の100万円のお家でした。
ええ…!!今で言うと、えっと。。100円が10,000銭で、恵那と中津川市が300円くらいで…、えっとわからない。すごくお金持ちの家という感じはします。
そうですね。2階建てのすごい家でした。地主をしていて、作男という小作人達に仕事をしてもらっているような家でした。
でも、農地改革で田んぼをとられて、平等にわけられてからはそれほどでもなかったようです(笑)。
そんなに立派で歴史のあるお家でも、リフォームをする決意されたんですね!
実は、娘が帰ってくるので、娘が暮らしやすいようにと思って。
アイギさんも色々と聞いてくれるので、娘も打ち合わせには必ず参加するんですよ。
「勝手に進めないで」って釘を刺されています。(笑)
リフォームとは言え、全部壊して建て直すなら、新築と一緒ですよね。娘さんのお気持ちもわかります!娘さんが特にこだわっているところなどがあったら教えてください!
娘はセキュリティを第一に考えていますね。
実は小さな頃に泥棒に入られたことがあって…。
それがトラウマになっているみたいで。
だから、今回の建て直す方は、小さな窓でしっかりとした防犯をとお願いしています。
私は大きな窓が好きなんですけどね。
防犯は大切ですよね。ご家族みんなが安心して暮らせる家が一番です。でも私も大きくて風や太陽がいっぱい入る家って好きですよ。こちら側の窓はこのまま残すのですか?
残します。だからここは私用で窓が大きくて、奥は娘用という感じで、窓が少ないけど、それでいいかなと思います。
娘のセキュリティも、主人のこだわりも大切にしてもらえて、嬉しく思っていますよ。
わー!立派な蔵ですね。
ドラマとかで見たことがありますが、こんなに近くで見るのは初めてです。扉に鶴の模様があるんですね。
ここも主人のこだわりなんですが、この鶴は漆喰で造ってあるんですよ。
岩村の職人さんが作ってくれたもので、有名な写真家の人が3日かけて撮影にも来ました。
家紋の字がありますよね、これも主人が書いたものを職人さんが漆喰で作ってくれたんです。
漆喰で!すごい。あ、お家の周りを一周してしまいましたね。水道屋さんが水を出していますね。
今水が出るのを確かめているところです。これで母屋は繋がりましたよ。
あ、そうだ。基礎のことをまだ聞いていませんでした。(汗)
コンクリートの基礎を作るときってどんな感じだったか教えていただけますか?
コンクリートの基礎を作るときは、家の外の道路から、基礎の場所までとても長いホースのようなもので、上から勢い良く流しこんでね、それをトンボみたいな道具でならしてたよ。
なんだか、昔では考えられないような画期的なやり方で、見ていてすごく驚きました。
迫力ある光景ですね。見たかった!どうしてそんなに長いホースを使ったんでしょう。
家の中まではコンクリート車が入れないからね。だから、道路から、家の中まで繋いでやってくれたのよ。
なるほど!工事の大きな車が入れない所とかも多いですよね。リフォームだと尚更かも。でもちゃんと出来る方法があるんですね。すごいなぁ~!
リフォームの完成は3月一杯と聞いているんですが、間に合うかな。
4月に主人の3回忌があるので、間に合ってもらわないとって思っています。
とりあえず、12月には建前がありますよ。
では次は建前の時にレポートにお伺いします!その時は宜しくお願いします。!本日は沢山のお話を聞かせいただき、ありがとうございました!
はい、よろしくね。