ドアの調整
室内のドアが閉まりにくい場合は、丁番の取り付けネジにゆるみがないかを確認しましょう。
一部分のネジがゆるんでいるなら、ドアの下に当て木をして、ドアの外枠との平行を保たせながら、ネジをしめると作業がしやすくなります。また、全体的にゆるんでいる場合は、最初に一番上、次に一番下、それぞれのネジを軽く交互に締めていきます。一度でしっかり締めるとドアが傾きやすいので、少しずつ締めるのがポイント。ドアを開閉する時に音がする場合には、丁番にシリコンスプレーをさします。ミシン油などはホコリを寄せつけやすいので、注入しないようにしてください。
シェードのお手入れ
照明器具のシェードは薄めた住まいの洗剤を布につけて全体を拭くか、取りはずせるタイプは洗剤で洗います。
汚れがガンコな場合は、シェードに直接洗剤をスプレーして、その上にペーパータオルをのせて15分ほど湿布します。
浮いてきた汚れをそのペーパーで拭き取り、水洗い、もしくは水拭き、から拭きで仕上げます。
ただし、木や和紙、布素材のシェードには水気は厳禁です。
普段からこまめにハタキなどを掛けて、ホコリをためないようにしましょう。
木製家具のお手入れ
普段は、こまめにから拭きしてホコリをためないようにします。汚れが目立ってきたら、薄めた住居用洗剤を布につけて拭き、水拭きとから拭きをして、しっかりと水気を取ります。キズがついた場合は、同色の補修用クレヨンなどをキズの部分に塗り込み、一度布で拭き取った後に、透明のラッカーや透明マニキュアを塗ります。
ソファのお手入れ
本革製のソファが汚れたら、靴用クリーナーで汚れを落とし、から拭きしてから皮革専用クリームを
丁寧にすり込み、やわらかい布で拭きとります。光沢を維持するには、年に1回のワックスがけが
おすすめです。
合成皮革のソファは、台所用洗剤を薄めた液で拭いた後、水拭き、から拭きで仕上げます。
布製のソファは、薄めた住居用洗剤をタオルにしみ込ませ、たたくように拭きます。その後、酢で
軽く拭くとシミ防止になります。スチームアイロンをあてると、張りが出ます。
カーテンのお手入れ
カーテンは、1~2カ月に1度は丸洗いして、いつもきれいにしておきましょう。
ポリエステル、混紡、綿など素材に適した方法で洗濯しますが、たいていは洗濯機洗いで大丈夫です。
フックをはずし、屏風たたみにしてネットに入れ、洗濯用洗剤で洗います。脱水後は手でたたいてシワ
をのばし、カーテンレールに吊るして広げます。この時、カーテンレールもきれいに拭きます。
白いレースのカーテンは、バケツなどで予備洗いしてから洗濯機で洗うと、白さが冴えます。
カーペットのお手入れ
カーペットの普段のお手入れは、掃除機で表面や裏側のホコリをていねいに取ります。
全体が汚れてきた場合は熱めのお湯に住居用洗剤を入れ、布を浸けて固く絞ってからカーペットの
毛並みに沿って拭きます。洗剤拭きした後や湿気の多い季節は、日陰で風通しのいい場所に干すよう
にしましょう。また、掃除機で取りにくい髪の毛や糸くず、ペットの毛などには、タワシと
ガムテープが便利です。まず、タワシで毛足の流れと逆方向に、それから毛足の流れに沿って髪の毛
などをかき出すようにします。その後ガムテープで軽くたたくようにしてゴミを取り除きます。
天井のお手入れ
天井は隅にホコリがたまりやすいので、隅を重点にお掃除しましょう。
ホコリをほっておくとシミの原因やその箇所から劣化の原因にもなります。
天井クロスの表面についたホコリは、市販のお掃除シートやナイロン製のハタキ、または不要に
なったパンストをホウキにかぶせたもので、さっとなでるようにして取ります。
水拭きやワックスをかけることは天井を傷つけますのでやめましょう。
敷居のお手入れ
敷居のホコリは掃除機で吸引します。落ちにくい汚れがある場合は固く絞った布で水拭きしましょう。
敷居の滑りが悪い時は、ホコリを取ってから、シリコンスプレーを布にスプレーして拭くと滑りが
よくなります。ふすまや障子の戸車にホコリが詰っている場合もあるので、そこもきちんと掃除機を
かけましょう。
また逆に、滑りがよすぎて、開閉の際に大きな音が出る場合などは、ベビーパウダーを少しだけ撒くとよいでしょう。
押し入れのお手入れ
押し入れは、気がつかないうちにホコリがたまり、時にはカビやダニの温床になります。
カビなどを防止するには、湿気対策が肝心です。湿気がこもると、汚れや傷みの原因にもなりますので
頻繁に押し入れを開けて換気を良くしたり、押し入れの下段にすのこをいれて風通しを良くしたり、
押し入れの底に防湿剤、防湿紙を設置したり、物を詰め込みすぎないようにするのが良いでしょう。
ふすまのお手入れ
ふすまの引手まわりは、手アカなどで汚れやすく、素材が紙なので掃除しにくい部分ですが、
あらかじめ撥水スプレーをしておくと汚れ防止に効果的です。ホコリを落としてから、
引手まわりを中心に吹きつけます。吹きつけ過ぎるとシミになる恐れがあるので、使用量は控えめに。
部分的な汚れは、消しゴムで軽くこすって落とします。また、ふすまの引手や枠が汚れてきた場合は、
紙の部分を汚さないように注意して、住まいの洗剤で拭いてから、その後水拭きします。