浮床工法
RC造(鉄筋コンクリート造)やSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)の集合住宅や大型の一般住宅
などで、床の遮音効果を高めるために用いられている工法の1つです。コンクリートスラブなどの
床構造体と床材とを離し、間にグラスウールや防振ゴムなどの防振材を挟み込むことで、床の音が
直接構造体に伝わることを防ぎます。一般に、コンクリートスラブと床材の間に防振材を挟み込む
方式を「湿式浮床工法」(コンクリートを打施して床スラブをつくる際に多量の水を使用すること
から湿式という)、木材や合板、ボード、成形材などでつくった床構造体と床材の間に挟み込む
方式を「乾式浮床工法」といいます。他の根太床工法、置床工法と合わせて、「二重床工法」と
総称することもあります。